新井薬師前 上高田つつじ整骨院

中野区上高田の西武新宿線新井薬師前駅南口より徒歩1分にあります、上高田つつじ整骨院です。スポーツや日常生活でのケガや肩こり、腰痛などの身体の痛みや不調に対して施術を行っております。また、巻き爪でお悩みの方にドイツ生まれの【B/S SPANGE】(ビーエススパンゲ)を使用した巻き爪ケアや、タコ・魚の目など足元のトラブルでお悩みの方に対してのフットケアを行っております。詳しい内容はホームページの方もご覧ください。http://k-tsutsuji.com

捻挫?打撲?

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

当院では体の様々な痛みや不調に対して施術を行っていますが

捻挫や打撲などいわゆるケガをして来院される方も

けっこういらっしゃいます。

 

捻挫や打撲、肉離れなど関節や筋肉の損傷に対しては

先生の判断でそのまま施術を行うことができますが

骨折や脱臼に関しては

折れてる、抜けてるという診断が僕らにはできないので

(診断はレントゲンを撮れる医師のみが行うことができます)

そういった可能性のある患者さんについては

応急処置を施して整形外科に紹介をする

という形になります。

骨折脱臼についての応急処置が

どこまでできるのかということに関しては

ここでは省きますので

気になった方は施術に来られた時に

ご質問いただければと思います(^^)

 

先日いらっしゃった患者さんの話になりますが

足を捻挫してしまったとのことでご連絡をいただき

来院してもらったのですが

患部を見せてもらったところ

足首の捻挫で本来腫れが出る部分とは違うところに腫れがあり

触って痛みの出る箇所も捻挫とは違う箇所に痛みがありました。

 

足首の捻挫は経験のある方はお分かりだと思いますが

足首を内側に捻り、痛める場合がほとんどです。

内側に捻った際に足首の外側の靭帯を損傷してしまうのですが

痛める靭帯というのが大きく2つあります。

せっかくなので足の写真も載せながら

説明していきたいと思います。

 

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 *1

 

これは足首の外側部分の骨や靭帯を表した図です。

白い部分が靭帯なのですが

足首~足の甲にかけては細かい骨が多いので

たくさんの靭帯がくっついているのがわかるかと思います。

足首の捻挫で一番痛めやすい靭帯が

「前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)」

その次が

「踵腓靭帯(しょうひじんたい)」と言われています。

捻挫の程度や捻る方向などによって

その他の靭帯を痛める場合もあるのですが

相当ひどい捻挫でなければ

まずこの2つの靭帯の損傷を疑うことが多いです。

 

先程の図よりわかりやすく表すと

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青く塗りつぶしてあるあたりに靭帯があると思ってください。

 

捻挫をすると靭帯など痛めた部分の周りの組織にダメージが加わるので

内出血や腫れなどが出てくるのですが

上の写真の青く塗りつぶした部分の周囲が腫れてきたり

押したり動かしたりすると痛む部分になります。

普段診察をする時に問診と共に、こういった部分の腫れや痛み

どう動かした時にどの程度の痛みが出るのか?

などを診て最終的にケガの程度を判断することになります。

 

話を戻しますが、今回の患者さんは上記の部分より

もう少し足の甲側に腫れや痛みが強く出ていたので

足首の捻挫ではなく足の甲の関節の捻挫かな?と

最初は思ったのですが

動かしたり触ったり色々とみさせてもらった結果

捻挫よりも骨折の可能性がありそう…と判断し、

患者さんにも説明をして

病院にてレントゲンを撮影してもらい診断を仰ぐことにしました。

 

結果はやはり足の甲の中足骨(ちゅうそくこつ)

という部分の骨折だったのですが

患者さんご本人は捻挫だと思っていたのが

実は折れていたということにビックリされていました。

 

今回のような捻挫や打撲と思っていたら

骨折だったというケースは意外と多く

特に足や手など体の中で比較的小さな骨に多く見受けられます 。

 

骨折だと足の場合だったら歩けない…

手だったら痛くて全く動かせない…

そんなイメージがあると思いますが

痛いけど、我慢すれば動けちゃう方けっこう多いです。

どう折れているか、その後の処置によって変わってはきますが

手や足の指であれば大体2~3週間

手や足の甲であれば3~4週間ほどで

(※骨のくっつく期間は年齢など個人差があります)

骨はくっついてきてしまうので

痛いの我慢しているうちにくっついてしまい

何か別の機会に病院でレントゲンを撮った時などに

この部分以前痛めたことありませんか?ここに骨折の跡がありますよ。

なんて言われたりする方もいます。

 

折れ方や折れた箇所によってはきちんと処置をしなかったことで

変なくっつき方をしてしまったり

後遺症が残ってしまったりすることもあるので

打撲や捻挫と思っていても

痛みがある場合は一度専門家に見てもらうことをオススメします。

 

ケガの処置には「ゴールデンタイム」と言われるものがあるのですが

骨折や脱臼では6時間以内

捻挫や打撲でも24時間以内に処置をしたほうが良いと言われています。

痛めてしまった場合はできるだけ速やかに処置を始めることが

結果として回復も早くなるので、ケガの程度に限らず

我慢しないで診てもらうというのが大事ですね。

 

今回の患者さんのようなケースは

割とよくあることなので

このブログをご覧いただいた方への

注意喚起になればと思い

書かせていただきました。

 

ケガをしないのが一番ですが

生活していればどなたにでも起こりうることではあるので

皆様も気をつけてもらえたらと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

ケガや身体の痛み、巻き爪でお悩みの方、その症状一度ご相談ください!!

西武新宿線新井薬師前駅南口から徒歩1分の上高田つつじ整骨院へ!

 

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*1:参考文献:医学書院発行 プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系